2012年9月9日日曜日

SONY VAIO Eシリーズ17 フルHD液晶モデル

(筐体色はこの他に、まっ黒があります)

現行ノートPCでは、一般的用途に最も捗るであろう液晶
ワイヤレスTVを実現する周辺機器「ナスネ」
3Dゲームに手が届く強力グラフィック〔Radeon HD 7650M(2GB)〕
補償上限・免責金額なしのユーザ過失対応3年保証も安い!

が特徴の17.3型ノートで、
実用最小構成で本体57,800円(投稿時)の
ソニーストア(直販サイト)限定モデルです。

まずの液晶ですが、
フルHDの表示領域を満たす国内メーカー現行ノートだと、
このVAIO Eの他は大きくても15.6型どまりです。

確かに17.3型はノートとして大柄ですが、
これでも液晶縦寸は非ワイド時代(横4:縦3比率)の14.1型相当になります。
〔VAIO E17フルHDはドットピッチ0.199ミリ〕

対する15.6型フルHDは、私も2台を常用してますが、(ThinkPad TとレッツノートB)
表示領域と視認性を両立させるには一般的に、
キーボードへ手を置いて使うしかないでしょう。(画面と目との距離からして)

17.3型ならいっそ、デスクトップで良くね?という声もありますが、
デスクトップで予期せぬ停電にまで備えるのはまだまだハードル高いですし、
何と言ってもPC丸ごとさっと収納できるかどうかの差は大きいハズです。
VAIO Eは重量も3.2kg程度ですからホームモバイルと割り切るなら不都合ないでしょう。
(まぁ持ち出せると思うのは大多数の15.6型ノートにとって幻想でしかありません。
 その様な堅牢設計になってないのですから。)

フルHDは精細さの尺度ですが発色に関しても、
VAIO E17のはsRGB色域にほぼ一致する優秀さです。
巷で綺麗と言われる液晶はノートにも沢山ありますが、
動画の色再現に関してもVAIO E17フルHDの右に出る機種は存在しないという事です。
視野角もノートとして使う限り充分です。

VAIO E17フルHDの画面への写り込みは、有無で言うなら有ですが、
他社の光沢フルHDノートが

・ LaVie LとLIFEBOOK AH⇒フラットパネル(液晶枠までをアクリル板で覆うタイプ)
・dynabook Qosmio T852⇒裸眼立体視のせいで虹色反射

となる中では、抑えられてる方です。
白画面で気にならない程度ですしギラツキも皆無ですから、
白背景との格闘を余儀なくされるWEB閲覧においては、
下手な非光沢液晶よか目も疲れません

次にのテレビ関連ですが、
ナスネ自体は3波チューナ内蔵の外付HDDであり、これを無線LANルータに繋げば、
VAIOにはアンテナケーブル要らずで家中どこからでもテレビ番組の

・視聴
・(ナスネへの)録画操作(とその後の再生)
・(VAIOの)HDDやブルーレイへのダビング

が可能となるものです。
(専用ソフトがテスト段階の為、現時点でのサポートはありません)

見出し最後のの説明です。
補償対応はユーザ / メーカーのどちらに過失あるかで変わるのが一般的ですが、
その「どちらか」という判断をメーカー側で一方的に行うのが問題なのです。

ただし、
落下・水濡れにまで対応し補償上限・免責金額なしって保証なら
どちらに過失あるかの判断を個々に行う必要ありませんので、
メーカーとのありがちなトラブルを回避できユーザ自衛として万全です。

この様なメーカー保証は
富士通の他はソニー直販にしか見当たりません
(<3年ワイド>。だだし、一度の新品交換で保証終了します。)

それさえ付けて普段からデータのバックアップを小まめにやっておけば、
ユーザが余程のメーカー依存体質じゃない限り、
NECやPanasonic、EPSON等とのサポートの差は埋まるハズです。
他ノートで動かないゲームを使ってやる場合は発熱による経年劣化に備えて下さい)

VAIO E17の拡張性ではUSB 3.0 x1、USB 2.0 x3とある一方、
IEEE1394も拡張カードスロットも無いのでビデオカメラとの接続には要注意です。
(その代わり、PC内蔵HDウェブカメラとしてなら画質は優秀です)

その他の注意点は、タッチパッドの挙動あやしいのでマウス推奨な事と、
稼動してるだけで冷却ファン音を耳障りに感じるシーンもあるでしょうから、
この1台で全てこなす欲張り構成では注文しない事です。

上の「実用最小構成」ってのはカスタマイズで液晶以外を

・「プロセッサー」⇒Core i3-2370M(2.40GHz)
・「メモリー」⇒4GB

と選んだものであり、
コスパからしてCore i3んトコをすぐ上のCore i5にはしておきたい所ですが、
その他は各自、現時点で必要と思えるもののみ選んどけば充分です。

購入後は「VAIO お引越サポート」って付属ソフトで
ユーザごとのデータを丸ごと移行できます。

私もこのソフトでThinkPad⇒VAIOという移行を行ったのですが、
用意するのは普通のLANケーブル1本だけですし、
説明も至れり尽くせりで解り易かったです。